!!!はじめに マシンによっては、8時間で数秒くるってしまうことがあります。 ここでは、WindowsXP,Vistaに標準で備わっている時刻同期手順を記します。 Windows 2000と違って、いったんSNTPのクライアントとしての設定が完了すると、同時にSNTPサーバとしても動作するようになっている(Windows XP Professionalだけでなく、Windows XP Home Editionでもよい、Vistaを除く)。Windows2000の設定も、下段に追加説明しています。 あなたのパソコンの時計と、日本標準時(JST)との誤差は、ここで確認できます。 [独立行政法人情報通信研究機構|http://www.nict.go.jp/JST/JST.html] [旧:独立行政法人情報通信研究機構|http://www2.nict.go.jp/cgi-bin/JST.pl] !!!設定 [日付と時刻] を開くには、[スタート] ボタン、[コントロール パネル] の順にクリックし、[日付と時刻] をダブルクリックします [インターネット時刻] タブで、[今すぐ更新] をクリックします。このタブを利用できるのは、コンピュータがドメインのメンバでない場合だけです。 {{ref_image TIMESERVICE-003.JPG}} +「自動的にインターネット時刻サーバーと同期する」にチェックする。 +「サーバー」にてサーバーを選択または、入力(ntp.xxx.ne.jp)する。(標準:time.windows.com) +「今すぐ更新」にて正常に時刻同期できるか確かめる。 +「次回の同期」にて次回の同期時刻が表示されている。 !!確認 システムイベントの表示にて、時刻同期イベント「W32TIME」が記録されている。 {{ref_image TIMESERVICE-005.JPG}} !!NTPサーバーについて 自分の所属するプロバイダー内のNTPサーバーを自分は設定しています。 *[プロバイダ・機関別|http://wiki.nothing.sh/page/NTP/%A5%D7%A5%ED%A5%D0%A5%A4%A5%C0%A1%A6%B5%A1%B4%D8%CA%CC] を参照して、決めてください。 標準の time.windows.com は、同期に失敗することがおおいので! 標準の time.nist.gov(米国の国立標準技術研究所のNTPサーバ)」も用意されている。 '''重要''' タイムサーバーに限った話ではありませんが、アクセスが集中すると正確性、応答性が損なわれます。有名どころとして福岡大学(clock.nc.fukuoka-u.ac.jp)が早くから公開していますが、過負荷(アクセス集中)に悩むサーバーの1つです。__使っているプロバイダーの公開するサーバー__を利用するなど分散化させる配慮を行いましょう。 !!!同期間隔の変更(必要ない方はいじる必要はありません) Windows XP,Vistaのデフォルトでは1週間に1回しか行わないようになっているので、これを6時間に一回に変更するためレジストリの値を変更する。(regeditコマンドを使う) ,キーの場所 ,HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\W32Time\TimeProviders\NtpClient ,値の名称,データ型,値 ,SpecialPollInterval,REG_DWORD,ポーリング・インターバル(秒)。デフォルトでは604800秒(7日)」になっている。例えば6時間にするなら10進で「21600(=60×60×6)」を入力す。 設定が完了すると、一旦、先ほどの「インターネット時刻同期設定画面」で、「...同期する」のチェックをはずし、「適用」をクリックして、再度、「同期する」にチェックを入れて、「適用」をクリックしてください。 !!!他のマシンからこのSNTPサーバー(WindowsXP)に時刻同期の要請をかける。 先ほど設定でWindowsXPは、SNTPサーバー見たいになります。つまりXPマシンに対して、 次のコマンドをDOS窓より実行する。(Windows95,98,Nt,2000) 一度のみの場合! {{code Text,0,0 net time \\ホスト名 }} このコマンドは通信の確認である。ホスト名には、WindowsXPのホスト名を入れる。 時間セットは、次を実行する。 {{code Text,0,0 net time \\ホスト名 /set /yes }} このコマンドをタスクで6時間で一回とかで実行するように定義すれば定期的に時間同期できる。 !!!Window2000ProでNTPの自動同期を行う手順 Windows Timeサービスによる時刻の同期作業は、ドメインのメンバであれば各クライアントごとに何もしなくても自動的に行われるようになっているが(Windows Timeサービスが自動的に起動するように設定される)、そうでない場合(ドメイン・メンバではなく、ワークグループ形態で動作しているWindows 2000 ServerやProfessionalなど)は、手動で設定を行う必要がある。 次のコマンドをDOS窓で実行する。 {{code Text,0,0 net time /setsntp:ntp.xxxx.ne.jp }} 「/setsntp:NTPサーバー名」を定義する。この場合プロバイダーのNTPサーバーを定義している。 複数設定するとき、 {{code Text,0,0 net time /setsntp:"ntpserver1 ntpserver2" }} 次のコマンドで定義したサーバーの確認を行う。 {{code Text,0,0 net time /querysntp }} !!レジストリーの定義の変更 次のキーの場所を「Nt5DS」「NTP」に変更してください。 ,キーの場所 ,HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\Parameters ,値の名称,データ型,値 ,type,REG_SZ,コンピュータの同期方法の制御に使用されます。Nt5DS = ドメインの階層と同期します[デフォルト] 。 NTP = 手動で構成されたソースと同期します。 NoSync = 時刻の同期を行いません。 Nt5DS に設定すると、手動で構成されたソースは使用できません。 変更前は、「Nt5DS」になっている。 {{ref_image TIMESERVICE2000-007.JPG}} 変更は、「NTP」にする。(先ほど設定したNTPサーバーに問い合わせをさせるため) {{ref_image TIMESERVICE2000-008.JPG}} 更新間隔は、3 回正常に同期されるまでの間、45 分ごとに 1 回。その後、8 時間ごとに 1 回 (1 日に 3 回)です。 !!サービスの定義 サービスの開始とマシンの起動と同時にサービスを開始したいときは、[コントロールパネル] - [管理ツール] - [サービス] - [Windows Time] で [スタートアップの種類] を自動に、[サービスの状態]の開始ボタンをクリックする。 {{ref_image TIMESERVICE2000-009.JPG}} !!即時同期 ntp サーバーと即時同期したい場合は、上述のnet time /setsntp:xxx を設定後、次のコマンドを実行してください。 {{code Text,0,0 w32tm -once }} 動作を確かめる場合は、現在時刻を10分遅らせて、このコマンドを実行する。 !!確認 システムを再起動、または即時同期してみると、 SYSTEMイベントの表示にて、時刻同期イベント「W32TIME」が記録されている。 ただし、3分前後のずれは、システムイベントに記録されずに、徐々に、正規の時刻に合わせる仕組みになっています。 このシステムイベントで、「警告」W32Time の表示場合で、内容が、「NTPサーバーからの応答がありませんでした」などの場合、おそらく、ルータ、ファイアーウオールなどで'''送信ポート123'''が開かれていない場合があります。 !!システムイベントの確認方法 ::Windows2000の場合、 :::デスクトップの[マイコンピュータ]を右クリックして[管理]を選択しコンピュータの管理を開きます。ツリービューの[システムツール]の[イベントビュワー]を選択。 ::WindowsXPの場合、 :::[マイコンピュータ]を右クリックして[管理]を選択しコンピュータの管理を開きます。ツリービューの[システムツール]の[イベントビュワー]を選択。 ::WindowsVistaの場合 :::コントロールパネル -> システムとメンテナンス -> 管理ツール -> イベントログの表示 で、イベントビューアが表示されます。