!!はじめに WindowsNT,2000Pro,XPPro用の War FTP Daemon(フリーウェアー)を使って、FTPサーバーの構築をします。 !!インストール WarFTPd は、[こちら|http://www.warftp.org/]から入手できます。 今回ダウンロードしたのは、WARFTPD-1.82-00-RC10-i386.exe です。 {{ref_image WARFTPDa-040.JPG}} 英語は苦手の方は、おやじの日本語化パッチを[ダウンロード|http://www.aconus.com/~oyaji/ftp/download.htm]してください。 {{ref_image WARFTPDa-042.JPG}} そして、本体を通常に(Nextを押して)インストールしてください。 '''ただし、注意があります。次の画面で、入力をする必要があります。''' *ログオン時に表示するサーバー名を入力(tanuki serverとか) {{ref_image WARFTPDa-043.JPG}} *ログインユザーに見せるファイルの基本ディレクトリーの位置を入力(c:\usr\ftprootとか) {{ref_image WARFTPDa-044.JPG}} インストールが終わると、ログイン画面が表示されますので、設定したパスワードを入力してください。WARDEAMON Manager画面が表示されますので、一旦、終了してください。 *ログイン画面 {{ref_image WARFTPDa-045.JPG}} !日本語パッチのインストール 本体をインストールした場所に、WARFTPD1_82_rc10j.lzh を解凍した内容をコピーして、WARFTPD1_82_rc10j.exe を実行してください。 正常にパッチがあたった旨のダイアログメッセージが表示されれば、成功です。それでは、一旦、リブートしてください。 !!設定 設定は、War Daemon Managerを介して行います。War Daemon Managerはタスクトレイのアイコンを右クリックし、「Start Manager」で起動されます。まずログイン画面が表示されるので、 {{ref_image WARFTPDb-002.JPG}} パスワードを入力して、つぎの画面が表示されれば正常です。この画面から、ユーザーマネージャーを起動してください。(画面中央のアイコンをクリック) {{ref_image WARFTPDb-004a.JPG}} !確認 ユーザーマネージャーの画面のユーザータイプが次のようになっているか確認してください。 {{ref_image WARFTPDb-005.JPG}} {{ref_image WARFTPDb-006.JPG}} {{ref_image WARFTPDb-007.JPG}} {{ref_image WARFTPDb-008.JPG}} つぎの設定内容は、War Daemon Managerが起動できるのは、LocalHost(127.0.0.1)からのみとなります。セキュリティー上の確認です。 {{ref_image WARFTPDb-010.JPG}} !設定 まずユーザーグループのアクセスで「FTP login access」を有効(緑の●)に何回かクリックして変更します。 「server admin access」はそのまま触らないようにしてください。 {{ref_image WARFTPDb-011.JPG}} !ユーザーの作成 FTPでログインできるユーザーを作成します。 {{ref_image WARFTPDb-012.JPG}} 登録するユーザー名を入力する。 {{ref_image WARFTPDb-013.JPG}} パスワードを入力する。 {{ref_image WARFTPDb-014.JPG}} 登録されたユーザーに対して、セキュリティーとして、アクセス制限をかけます。 ここでは、ローカルホスト(127.0.0.1)と、イントラネットのネットワーク(192.168.xx.xx)を登録します。 {{ref_image WARFTPDb-015.JPG}} ファイルアクセスするユーザー固有ののディレクトリを作成します。 注意:作成するディレクトリーをはじめにWindows内で作っておきましょう。 {{ref_image WARFTPDb-016.JPG}} 「マウントポイント固定」にチェックマークを入れて、FTP上で表示するディレクトリー名を入力します。実ディレクトリーは、「パス」に入力します。 {{ref_image WARFTPDb-017.JPG}} 次にファイルアクセス権を定義します。 {{ref_image WARFTPDb-018.JPG}} 最後に「閉じる」をクリックして、終わります。 !テスト これで、クライアントFTPからサーバーに接続ができます。 DOS窓から、FTPコマンドでFTPサーバーに接続してみました。 うまく出来ない場合は、ファイアーウオールが絡んでいるのでサーバー側送信+受信ポート21及び20を開けてください。 ポート番号一覧表について[参照|http://www.iana.org/assignments/port-numbers]、または[MicroSoft|http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;832017#5] {{ref_image WARFTPDa-046.JPG}} TELNETで、FTPサーバーに接続できるか試みました。 {{code Text,0,0 c:\>telnet 192.168.xx.xxx 21 220-TANUKI SERVER WarFTPd 1.82.00-RC10 (Jan 25 2005) Ready (C)opyright 1996 - 2005 by Jarle (jgaa) Aase - all rights reserved. 220 Please enter your user name. user www <=ユーザー入力 331 User name okay, need password. pass xxxxxx <=パスワード入力 230 User www logged in from host QUEEN2000 (192.168.xx.xxx) help <=HELPコマンド(利用コマンド一覧) 214-The following commands are recognized. (* => unimplemented) QUIT USER PASS ACCT* REIN* QUIT PORT PASV P@SW TYPE STRU MODE RETR STOR APPE MLFL* MAIL* MSND* MSOM* MSAM* MRSQ* MRCP* ALLO REST RNFR RNTO ABOR DELE CWD XCWD LIST NLST SITE STAT HELP NOOP MKD RMD PWD XMKD XRMD XPWD CDUP XCUP STOU SMNT* SYST SIZE 214 MDTM Direct comments to tanuki@tanuki.jp stat <=STATUSコマンド 211-TANUKI SERVER FTP server status: Version WarFTPd 1.82.00-RC10 Connected to hostname (192.168.xx.xxx:2274->192.168.xx.xxx:21) Logged in as wwwNo data connection 211 End of status quit <=これ以上何も出来ないので終わり 221 Goodbye. Control connection closed. ホストとの接続が切断されました。 C:\> }} ""ポート21 サーバー側への制御コマンド用ポート ""ポート20 サーバー側のファイル送受信用ポート(ファイル一覧取得にも使用される) ""PASVコマンド発布後は、ポート20は使用せずに、サーバーから送られてくるポート番号を使って、ファイルの送受信を行います。よってサーバーが許すポートなので、サーバー側のファイアーウオールを問題なく通過できる。 {{code Text,0,0 pasv 227 Entering Passive Mode (192,168,xx,xxxx,29,48) この29,48が、サーバーからデータ転送に接続が許されたポート番号(7472)です。(7472=29*256+48) }} :PORTモード:FTPのクライアントプログラム(FFFTP)を実行しているほうが、FTPサーバからのTCPコネクションのオープンを待ち受けしている。(ソースポート番号=20番、宛先ポート番号=任意のポート) :PASVモード:FTPのクライアント側からFTPサーバ側へ向けてデータ転送用のTCPコネクションをオープンするのがこのPASVモードである(ポート番号は双方とも任意)。 ""PORTコマンドが自分(クライアント)の待ち受けしているポート情報を相手(サーバー)に通知するコマンドであるのに対して、PASVでは相手(サーバー)に対して、待ち受けモードになるように指示するためのコマンドである。 !補足 「サーバ」 → 「アドバンスサーバのプロパティ」 で 「ftpd_BUFSIZ」の値(デフォルト:16)を「128」に変更することで、転送速度が上がります。 !補足 このソフトは、コントールパネルのプログラムの追加と削除にWord180という名前で登録されます。