タヌキのお散歩
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FTPサーバーの導入

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はじめに

WindowsNT,2000Pro,XPPro用の
War FTP Daemon(フリーウェアー)を使って、FTPサーバーの構築をします。

インストール

WarFTPd は、こちらから入手できます。
今回ダウンロードしたのは、WARFTPD-1.82-00-RC10-i386.exe です。

英語は苦手の方は、おやじの日本語化パッチをダウンロードしてください。

そして、本体を通常に(Nextを押して)インストールしてください。
ただし、注意があります。次の画面で、入力をする必要があります。

  • ログオン時に表示するサーバー名を入力(tanuki serverとか)
  • ログインユザーに見せるファイルの基本ディレクトリーの位置を入力(c:\usr\ftprootとか)

インストールが終わると、ログイン画面が表示されますので、設定したパスワードを入力してください。WARDEAMON Manager画面が表示されますので、一旦、終了してください。

  • ログイン画面

日本語パッチのインストール

本体をインストールした場所に、WARFTPD1_82_rc10j.lzh を解凍した内容をコピーして、WARFTPD1_82_rc10j.exe を実行してください。 正常にパッチがあたった旨のダイアログメッセージが表示されれば、成功です。それでは、一旦、リブートしてください。

設定

設定は、War Daemon Managerを介して行います。War Daemon Managerはタスクトレイのアイコンを右クリックし、「Start Manager」で起動されます。まずログイン画面が表示されるので、

パスワードを入力して、つぎの画面が表示されれば正常です。この画面から、ユーザーマネージャーを起動してください。(画面中央のアイコンをクリック)

確認

ユーザーマネージャーの画面のユーザータイプが次のようになっているか確認してください。

つぎの設定内容は、War Daemon Managerが起動できるのは、LocalHost(127.0.0.1)からのみとなります。セキュリティー上の確認です。

設定

まずユーザーグループのアクセスで「FTP login access」を有効(緑の●)に何回かクリックして変更します。
「server admin access」はそのまま触らないようにしてください。

ユーザーの作成

FTPでログインできるユーザーを作成します。

登録するユーザー名を入力する。

パスワードを入力する。

登録されたユーザーに対して、セキュリティーとして、アクセス制限をかけます。
ここでは、ローカルホスト(127.0.0.1)と、イントラネットのネットワーク(192.168.xx.xx)を登録します。

ファイルアクセスするユーザー固有ののディレクトリを作成します。
注意:作成するディレクトリーをはじめにWindows内で作っておきましょう。

「マウントポイント固定」にチェックマークを入れて、FTP上で表示するディレクトリー名を入力します。実ディレクトリーは、「パス」に入力します。

次にファイルアクセス権を定義します。

最後に「閉じる」をクリックして、終わります。

テスト

これで、クライアントFTPからサーバーに接続ができます。
DOS窓から、FTPコマンドでFTPサーバーに接続してみました。
うまく出来ない場合は、ファイアーウオールが絡んでいるのでサーバー側送信+受信ポート21及び20を開けてください。
ポート番号一覧表について参照、またはMicroSoft

TELNETで、FTPサーバーに接続できるか試みました。

 c:\>telnet 192.168.xx.xxx  21
 220-TANUKI SERVER
     WarFTPd 1.82.00-RC10 (Jan 25 2005) Ready
     (C)opyright 1996 - 2005 by Jarle (jgaa) Aase - all rights reserved.
 220 Please enter your user name.
 user www       <=ユーザー入力
 331 User name okay, need password.
 pass xxxxxx    <=パスワード入力
 230 User www logged in from host QUEEN2000 (192.168.xx.xxx)
 help           <=HELPコマンド(利用コマンド一覧)
 214-The following commands are recognized. (* => unimplemented)
     QUIT  USER  PASS  ACCT* REIN* QUIT  PORT  PASV
     P@SW  TYPE  STRU  MODE  RETR  STOR  APPE  MLFL*
     MAIL* MSND* MSOM* MSAM* MRSQ* MRCP* ALLO  REST
     RNFR  RNTO  ABOR  DELE  CWD   XCWD  LIST  NLST
     SITE  STAT  HELP  NOOP  MKD   RMD   PWD   XMKD
     XRMD  XPWD  CDUP  XCUP  STOU  SMNT* SYST  SIZE
 214 MDTM  Direct comments to tanuki@tanuki.jp
 stat           <=STATUSコマンド
 211-TANUKI SERVER FTP server status:
     Version WarFTPd 1.82.00-RC10
     Connected to hostname (192.168.xx.xxx:2274->192.168.xx.xxx:21)
     Logged in as wwwNo data connection
 211 End of status
 quit           <=これ以上何も出来ないので終わり
 221 Goodbye. Control connection closed.
 
 ホストとの接続が切断されました。
 C:\>

ポート21 サーバー側への制御コマンド用ポート

ポート20 サーバー側のファイル送受信用ポート(ファイル一覧取得にも使用される)

PASVコマンド発布後は、ポート20は使用せずに、サーバーから送られてくるポート番号を使って、ファイルの送受信を行います。よってサーバーが許すポートなので、サーバー側のファイアーウオールを問題なく通過できる。

 pasv
 227 Entering Passive Mode (192,168,xx,xxxx,29,48)
 この29,48が、サーバーからデータ転送に接続が許されたポート番号(7472)です。(7472=29*256+48)
PORTモード
FTPのクライアントプログラム(FFFTP)を実行しているほうが、FTPサーバからのTCPコネクションのオープンを待ち受けしている。(ソースポート番号=20番、宛先ポート番号=任意のポート)
PASVモード
FTPのクライアント側からFTPサーバ側へ向けてデータ転送用のTCPコネクションをオープンするのがこのPASVモードである(ポート番号は双方とも任意)。

PORTコマンドが自分(クライアント)の待ち受けしているポート情報を相手(サーバー)に通知するコマンドであるのに対して、PASVでは相手(サーバー)に対して、待ち受けモードになるように指示するためのコマンドである。

補足

「サーバ」 → 「アドバンスサーバのプロパティ」 で 「ftpd_BUFSIZ」の値(デフォルト:16)を「128」に変更することで、転送速度が上がります。

補足

このソフトは、コントールパネルのプログラムの追加と削除にWord180という名前で登録されます。

最終更新時間:2012年12月22日 23時40分40秒